長野県果樹試験場は平成元年からブドウの育種試験を開始し、無核で大粒の品種の育成を目標としている。これまでに
「ナガノパープル」
を育成した。育成した品種の来歴・特性の概要は以下の通り。

来歴
平成2年に「巨峰」に「ロザリオビアンコ」を交配して育成した3倍性無核品種。
平成16年に品種登録された。
特性
成熟期は長野県須坂市で9月上旬である。
商品性のある果実を栽培するためには、花(果)房へのジベレリン処理が不可欠である。
果皮色は紫黒で果粉が多く、果粒は倒卵形、10〜14g程度。果皮のはく皮は困難。
果肉特性は崩壊性で、果肉はやや硬く、歯切れが良い。香気はフォクシー香。皮ごと食べられる。
糖度は18〜21%、酸含量は0.4〜0.5%程度。
収穫期前の降雨により裂果が発生する場合があることから、施設栽培を前提とする。
栽培適地・普及状況
県下全域
長野県での栽培面積は約15ha(平成17年度)
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